樸堂コトノハ

− 等身大の佛教 −

赤ちゃんヘビのごあいさつ

h28-11-2-004

お寺には私以外に色々な住人がいるようで、それこそ私よりも古株かもしれません。イタチのような小動物や、何という種類か分からないのですがヘビも住んでいるようです。

そのヘビはお寺の主みたいな感じがあって、何度か目と目が合ったこともありますが、庫裏玄関の土間に隣接している物置の一角で、時々服を脱いで(抜け殻)いるようでした。

そして去年の秋のこと、今度は台所玄関の靴脱ぎの下に親ヘビの抜け殻と、すぐ傍の格子戸に3匹の赤ちゃんヘビの抜け殻がきれいに並んでいました。

長さ15センチほどでしょうか、明らかに生まれて間もない赤ちゃんのように思われました。

それからほぼ1年が経過して、つい最近のことですが、長さ30センチほどになった抜け殻が2つ、乾いた雑巾の隙間にありました。そして残りの1匹も、昨晩あたりでしょうか雑巾バケツに服を脱いだ跡があり、去年の3匹が目出度く揃ったというわけです。

私には、1年間無事に大きくなったんだなあという思いと同時に、1年間無事に大きくなりました…という赤ちゃんヘビの報告兼ごあいさつのように思えてならないのですが、果たして…。

赤ちゃんヘビのごあいさつ